2006年7月8日土曜日

フラワーカンパニーズ!曽我部恵一BAND!ダブルダイナマイトツアー@青森 (06年6月23日)

4月にフラカンがツアーで来た際、「次は曽我部恵一BANDと来ます!」なんて言ってたからフラカンの企画だと思ったらRoseの企画でした、このダブルダイナマイトツアー。ちなみに曽我部恵一BANDとしては初青森です。


曽我部が青森に来る際、オープニングを飾るのはやっぱり「うきぐも」。個人的にはベースの野宮君脱退後のうきぐもを観るのは初めて。ここ1年ぐらいのうきぐも、ライブアレンジが非常に冴えてきててCDより圧倒的にライブがいい感じになってきてる。若干おとなしめのセットリストだったのがちょっと残念。

フラワーカンパニーズ。後述するけど明らかに今回のライブはフラカンの圧勝。いつもどおりのテンションの高さと、ここ最近の曲のクオリティの高さはハンパじゃない。「曽我部BANDとやって、やっぱ自分たちが楽しまないとだめだな、と思った」云々って話をしてたけど、「楽しむ」と「楽しませる」を両立させるフラカンはやっぱすごい。"深夜高速"と"東京タワー"を立て続けにやるのは涙腺が緩むので反則。"真冬の盆踊り"ではフロアに下りてきたケイスケを中心に全員着席(なんだこれ)。締めは"ホップ・ステップ・ヤング"で。

mf247で公開してる曲をライブでちゃんとやってるのは偉い(逆かな、ライブで必ずやるから公開したのかもしれない)。mf247の思惑通り、今年は俺にとってフラカンの年になってしまった。

で、曽我部恵一BAND。いきなりグループサウンズ兼ガレージサウンドな未発表新曲。正直、今は亡きダブルオーテレサっぽいと思って微妙な感じになった。次の"トーキョーストーリー"では上野智文、ギターソロに入る前に投げキッスしやがったぜ!"ジュークボックスブルース"ではメンバー全員客席に入って大合唱。"テレフォン・ラブ"で男女別れてのコーラス(だんし〜っ!)とか"青春狂走曲"の合唱とか。セットリスト的には大体予想できた感じ("Fire Engine"やらなかったぐらい)だった。

ただ、曽我部BAND、なぜか後半まで緊張感が持たなかった気がする。"あたらしいうた"かなぁ、"瞬間と永遠のブルース"かなぁ、確かにフロアが引いた瞬間があったのね。急にのれなくなったというか。あれは一体なんだったんだろう?

フラカンは「楽しませる」に重きを置いてるバンドだと思うけど、曽我部はどっちかというと「楽しむ」に重きを置いてる感じがする。だから自分が楽しめないと観客との間に壁が出来ちゃうんだよね。サニーデイ時代はそれが特に顕著だったんだけど。で、メンバーの方はそれを客席から受け取ったんじゃないかな。ある時急に前へ前へ出てきてフロア前方の客とコミュニケーションとってた。でも曽我部はどっか一歩引いてたんだよね。ほんとは大盛り上がりのハズの"青春狂走曲"も"STARS"もなーんかいまいち消化不良だったし。

というわけで、明らかに今回のライブはフラカンが全て持ってった感じでした。

ところで曽我部の日記(6月26日)によると、以下のようにある
フラカンとの2マン・ツアー。とりあえず3都市、終わった。
いちおう、「曽我部BAND vs フラカン」というふうにぼく自身が銘打ったので言っておくと、
0勝2敗1引き分け、ってところだろうか。これは、完全にぼくの勝手な判断であるが。

1引き分けってどこのライブだろう?

今回の曽我部BANDの個人的な見所はドラムのオータコージ。ライブ中はほとんど彼を見てました。俺はこの人のドラムが好きなんだけど、ライブなんかだとほんとに楽しそうにドラムを叩くんだよね。これまでライブで彼を見たのはたった3回(空気公団1回、曽我部2回)だけど、ほんとにいい働きをしてるんだ。空気が読めるドラムというか。表情も豊かだし。

このあと、青森市のSweet PotというバーでDJイベントがあって、朝まで楽しむつもりで行ったんだけど、午前2時ぐらい?に気が付いたら外にいた(びっくりした)。あまりの眠気にそのまま帰った。あー、グレートマエカワのDJ聴きたかったー!

0 件のコメント:

コメントを投稿