2011年8月24日水曜日

地元に伝わる民話「婆古石(ばっこいし)物語」について。

婆古石そばを食べてきました。

大盛り(1000円)

婆古石そばとは、私の生まれ故郷 青森県七戸町にあるそば屋です。普通盛りと大盛りがありますが、大盛りでも結構つるっと食べれちゃいます。

こんなそば


ところで「婆古石」とはなんでしょう。
「婆古石」とは七戸に古くから伝わる民話で、「婆古石そば」のメニューにもその伝説が書かれています。引用してみましょう(分かりやすくするために多少加筆修正しています)。

婆古石
七戸地方の民話より
むかしむかし、山におやつを背負って行ったお婆さんがいたそうな。お婆さんはたいへん腰が悪く、さらにたくさん歩いたので疲れてしまいました。どこかで休もう、そう思ったお婆さんは近くにあった石に「よっこらしょ」と言って腰をおろしました。そうして休んでいたところ、なんとお尻が石から離れなくなってしまい、ついにはお婆さんも石になってしまいました。
そうしてできたその山を集落の人々は「バッコ石」と呼ぶようになりました。すっかり高くそびえるようになったバッコ石を人々は祀るようになりました。毎年9月24日になると、バッコ石でお祭りが開かれ、腰の悪いお婆さんたちが腰が治るようにバッコ石に参詣するんだそうな。

まさかの石化オチ。お婆さんは別に何にも悪いことしてないのに。山登りに行って、疲れたから休みますかねよっこらせ、と石に腰掛けたらそのまま石になるという、山自体が呪われてるとしか言い様が無いのに後世ではお参りしちゃってるし。

で、七戸町民のうちどれだけこの婆古石物語を知っているか分かりませんけど、私自身は昔何度か聞いたことがあって。その中ではこんな話でした。
むかしむかし、お爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは山へ芝刈りに行きました。お昼頃になって、お婆さんがお爺さんのお昼ごはんをお櫃にいれて山へ持って行きました。腰の悪いお婆さんは行くで疲れてしまい、お櫃の上に腰掛けました。そのとき、お婆さんはついおならをしてしまいました。するとみるみるうちにお婆さんは石になってしまいました。(最後の方は忘れてしまいました)
お婆さん、放屁。
でも、これだとまだ話が分かります。要は、食べ物の上で屁をしたことにより食べ物の神様の逆鱗に触れたということ。石にされるほど悪いことをしたかどうかは別として、非はお婆さんの方にあります。

ちょっとこの民話に興味を持って調べてみたんですが、あんまり資料が無い中で青森県東北町の「グループ北の会」というところによるこの民話の実写ドラマ化映像を見つけました。これがちょっと面白かったので、以下に「グループ北の会」のドラマを元にした「婆古石物語」を書き記したいと思います。
(なお、内容は松本が結構加筆修正しています)

2011年8月17日水曜日

プロジェクトFUKUSHIMA 20110815

プロジェクトFUKUSHIMA に行ってきました。

Dommuneでも中継されてましたのでご覧になった方もいるかと思いますが、現地での盛り上がりはすごく、第1回目に立ち会えたことを心から嬉しく思いました。

途中なんどか雨が降ってもうズブ濡れになりましたが、大友良英さんの指揮によるオーケストラFUKUSHIMAをはじめ、木陰で唐突にはじまった大友さんの弾き語りや、クレープ食べながら歩いていたら突然向井秀徳さんが弾き語りに出くわしたり、エンケンやニカさんの感情に満ち溢れた演奏を聴きながら現地産の桃にかぶりついたり、やっぱりすごかったのは 七尾旅人+原田郁子+勝井祐二+U-zhaan+rei harakami+zAk というスペシャルバンド、"どんどん季節は流れて"や向井さんが突然参加した"rollin' rollin'"なんかはほんとお祭り騒ぎだったし、"銀河"は演奏中に月が顔を出し始めて幻想的だったし、七尾さん一人でやった"圏内の歌"はイベントの締めくくりとしては最高でした(最後の曲って意味ではないよ)。

終演後、大友さんが出てきて、このイベントは今後も続けていくことを明言されていました。ほんとにいいイベントだったのでほんと続いていけばいいと思います。最初のイベントの趣旨が忘れ去られるくらい長く。


2011年8月16日火曜日

たぬきケーキ@卯月堂菓子店(新潟県胎内市)


お久しぶりのたぬきケーキ更新、今回は新潟県胎内市の卯月堂菓子店のたぬきケーキ(157円)です。

たぬきケーキブログにも掲載しています。


ミドシンの歌を聴きながら

久しぶりの更新ですが生きていますよ。

8月13日、仙台はカフェ・モーツァルトアトリエにミドリカワ書房のライブを観に行ってきました。一応完全に一人によるアコースティックライブです。

7月にアルバム「愛にのぼせろ」が出てて、一部では賛否両論だったりしますが(丸くなった、あまり鬼畜じゃない、人が死んでないなど)、個人的には今回のアルバムは相当好きで、「銭湯の思い出」とか「熱海」なんてほんとにいい話だなぁと思うし、「片想われ」は鬼畜さを残しながらその後の展開が気になるし、リード曲の「君は僕のものだった」は終盤エロいけどそのエロさが虚しさをより強調しててその展開にちょっと鳥肌たったりしてます。