2005年9月10日土曜日

НoгуСвелo! / Едём на Вoстoк

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НoгуСвелo!(ノーグ・スヴェロー!)の新譜、Едём на Вoстoк(イデョム・ナ・ヴォストーク)が届いたので聴いてみたけど、なんというか曲を出す毎につまらなくなっていくなぁ、と残念になってしまう。


彼らに出会ったのは今から9年前で、ロシアがらみの遠方の知り合いと音楽テープの交換をしたのだが、彼から貰ったテープにНoгуСвелo!の曲が入っていたのだ。ロシアというと、ДДТ(デーデーテー)やЛюбе(リュベ)などのつちくさ〜い感じのロックのイメージがあったが、НoгуСвелo!はどっかで欧米のポップセンスを身に付け、さらに楽曲にユーモアがあった。事実、その後ロシアに短期で行った際に買った、Счастлива, потому что беременна"Синий альбом"(シャスリーヴァ、パタム・シトー・ベレメンナ"シニーアリボム")の完成度の高さにビックリして以後、彼らのアルバムを買い揃えてきた。彼らのアルバムの中では、Счастлива, потому что беременна.(Синий альбом)もいいが、初めて聴く人にはСибирская любовь(シビルスカヤ・リュボーフ)をお勧めしたい。このアルバムはそれまでの代表曲をレコーディングしなおしたもので、新曲も含めて彼らの魅力の全てが堪能出来る。

が、アルバムКаллы(カルルィ)で、何故か突然ハードロックに回帰、メロディもつまらなく、ユーモアも感じられなくなってしまった。それまで俺が彼らに魅力を感じていた部分が全て無くなってしまっていた。ロシアではミュージシャンについたスポンサーの意見が絶対で、スポンサーの趣味で音楽性がガラリと変えられてしまう事もあるらしい、という話をこの頃耳にしたが、彼らもこのパターンなのだろうか、とちょっと悲しくなってしまった。

その後、若干音楽性を戻しつつあるが、かつて好きだった頃の魅力は未だに戻ってはいない。短いネタ的な楽曲(今回の場合は1分で終わるСССР(エスエスエスエル)がそれに該当)にはかつての面影があり、なんでこれをメインに持ってこないんだろう?と不思議で仕方が無い。この路線でアルバム1枚作ってくれたら、ほんとにかっこいいと思うんだけどなぁ。

でも次出たらまた買うんだろうけど。

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