ショコラの旦那こと片寄明人がプロデュースした前作(メジャー1stアルバム)はやや陰鬱で、メジャーデビュー前の"花屋の娘"や"ダンス2000"などの跳ねた曲が気に入ってた俺としてはやや不満だった。
が、セルフプロデュースとなったこの2ndアルバムは先行シングル「虹」や「銀河」の流れに沿った全体的に「跳ねた」アルバムで断然聴きやすい。
曲の良さと勢いの裏で、思いついたままの変態的なリフ、メロディ、そして歌詞が飛び交う。朴訥としてんだけど、内心はすげぇヤバイことを考えているような感じ。虫とか好きそうな感じ。昭和の夕暮れ。触れちゃいけないその土地の伝説。お地蔵様。フジファブリックの曲を聴いてるとなんかそんなイメージを思いついてしまうのは多分俺だけだとは思うけど、でもいいんだ、これが。あ、そうだ、サニーデイの「サニーデイ・サービス」にイメージが近い(俺の中だけで)。
最近くるりを聴く気しない人にオススメ。
iTMSでアルバム全曲視聴出来るので聴けばいいと思う。
フジファブリック 志村正彦
東芝EMI (2005/11/09)
売り上げランキング: 59,911
東芝EMI (2005/11/09)
売り上げランキング: 59,911
0 件のコメント:
コメントを投稿