2004年5月3日月曜日

2004/05/01 曽我部恵一+OO Telesa + うきぐも

Rock'n'Roll Love Tour 2004

ロックンロール!


 曽我部恵一、OO Telesa(ダブルオーテレサ)、そして青森のうきぐもという、好きな人にはたまらないイベントに行ってきました。
 自分のデカイ体型を意に介さず、前から3列目ステージに向かってやや左側、というポジションに立ち、後方の観客に心の中で陳謝と中指立てながら19:30開演。
■ うきぐも:
 やや緊張の面持ち。目標としていたバンドの中心人物からイベントを持ちかけられたわけで、そりゃ緊張するでしょう。だからまぁ、「曽我部恵一」を観に来た人に対して「食ってやろう」ではなく、あくまでいつもどおりのライブでした。ただね、今年に入ってもう4回観てるから、さすがに現在のアレンジに対して飽きてきたのも事実。なんかもう少しはじけないかな、とも思う。
■ DJタイム:
 このイベント、フロアの後方に周囲とフロアと大して違わない高さのDJブースがあって、曽我部さんやらOO Telesaの面々はそこで廻していました。ちなみに機材はTechnicsのSL-1200MK2とMK3が1台ずつ。CDJの有無は未確認。ミキサーはVestax。これらはクォーターの持ち物かな。
 で、うきぐも終了と同時に曽我部さんが挨拶とDJ開始。どこにいるか誰も気付いていなくて「うしろでーす」と言ってました。ここで流した曲はいつもの「りんご追分」(誰のカバー?トロージャンズでいいの?)とか。ステージ上ではOO Telesaがセッティングとチューニング。
■ OO Telesa
 曽我部さんが流す曲にタイミング合わせて「ジャーン!」と1発ライブスタート。OO TelesaはCD買ってないし、単体のライブは観たことなかったので、どんな感じなのかなと思ってたのですが、いやぁ、かっこええ。実際、観客のほとんどがOO Telesaは聴いてないと思うんですよ(一部、相当熱狂なファンはいた模様)。でも客を煽ったり、乗せたり、わらかしたりっていうパフォーマンスとかはやっぱり上手い。CDとライブで印象が違いそうなバンドだなぁ。ちょっとなんかの機会にCD買ってみようと思う(物販では買わなかったけど、他の客で買ってる人多かったですな)。
■ 曽我部恵一 + OO Telesa
 チューニングから曽我部さんのカウントでスタート。青森では初お目見えの曲は、わりとBPM速めで短いロックナンバー。♪昼下がりの窓越しの中、僕は何かを見失う〜。「スワン」前に聴いたのとはイントロが少し違うアレンジ。テンポも速め。この曲はいいよなぁ。「誰か飲み物もってないー?」と、最前列の女性が差し出したビールを受け取り一口飲んで大盛り上がり。で、これも青森初お目見え「シモーヌ」。ミドルテンポの曲、これもいい曲だなぁ。なんつーか、恋愛映画の最後を盛り上げそうな曲。「Fire Engine」 ギターのチューニングから、曽我部さんのギターと歌のみで始まり、1フレーズ終わったところでOO Telesaが入ってくるアレンジ。オリジナルよりものっぺりと重い。中盤にOO Telesa2人のギタリストのソロを挟んで、曲が終了、かと思いきやそこから曽我部さんの独壇場(インプロビゼーション)。マイクスタンドで弾いたり、頭の上で弾いたり、ギターのネックを何かに見立ててやさしく撫でるように弾いては恍惚とした表情を浮かべたり。その一音一音に必死になってついていくOO Telesaの面々が笑えた。いや、すごいと思う。なんだかんだでFire Engineだけで10分くらいやったかも。あまりにもステージ上で暴れすぎてどっかが接続不良のため、ギターの音がうまく出ず、いいタイミングを失ったまま始まった「瞬間と永遠のブルース」。「神様にお願いするGSバンド」みたいなマイクの持ち方で叫ぶ曽我部さんにフロア大盛り上がり。何度も足踏まれたけど、許す。楽しいから。みたいな。「アオモリ、サイコー」でOi!Oi!の掛け声が始まったり、楽しすぎる。「じゃあ、例の曲、やる?」でOO Telesa植木さんがギターをピアニカに持ち替えて始まったのが「Love Sick」。これのレコーディング版を先日のVia! vol.3にゲストで来られたときに流してましたよ。♪Everything's gonna be all right〜〜 ・・・Fishmansっぽいかも。最後「STARS」。何度聴いても名曲ですなー。最後の「♪ららら〜」のコーラスで、曽我部さんはフロアに降り、もみくちゃにされながらフロアの中心でコーラス部分を歌いながら客を煽る。フロア大盛り上がり大会。やばい。で、植木さんの「ネクスト DJ、曽我部ケイイチー!」の掛け声でそのままDJブースへ行き、ギターのハウリング音がまだ聴こえる中、流れて来た曲がサニーデイ・サービス Love Albumから「Intro」。カンペキ。鳥肌ものです。負けました。ついていきます。
セットリスト:
 1.新曲
 2.スワン
 3.シモーヌ
 4.Fire Engine
 5.瞬間と永遠のブルース
 6.Love Sick
 7.STARS
■ DJタイム2
 「今からDJやりまーす。帰る人は、帰ってください」でスタート。曽我部さんとOO Telesaの面々とで交代で流したり。OO Telesaは60〜70年代のロック中心。「Somebody's watching you(Sly & The Family Stone / サニーデイがカバー済み)」とか「魔法 - Carnival Mix(サニーデイ・サービス)」とか「Telephone Love(曽我部恵一)」とか狙った選曲もご愛嬌。曽我部さんも基本的には有名曲→最後はハウスという流れ(エンケンの踊ろよベイビー流して欲しかった・・・)。で、なんだかんだで23時前に終了。あれ、こんなもんかー。サニーデイの最後のツアー@青森 と同じくらいの時間だったからなぁ。

※ というわけで、ライブ中は前から3列目ぐらい、DJ中は比較的ステージ寄り(後方)で誰も踊ってない中一人で踊りながら叫んでいた体格が大きい半袖(緑の「WHO IS KILLING MUSIC」を着てた)が俺でした。

6 件のコメント:

  1. 一部、熱狂的なファン。>ダブルオーの

    私のことかしら?(笑)かなり上野くんを意識して盛り上がっていました。
    ダブルオーファンというよりは、上野狂であります。
    でも、おっしゃるとおりCDは聴いておりません。ライブで観るから最高なんです。たぶん。
    「喜劇王」だけは聴いたことがありました。プロモで。
    GUDENGUDENTシャツを着てウロウロしていたのが私です。
    ダブルオーのボーカルに「あんたはえらい!」と誉められました。

    うきぐものときは前から3列目、中央より。ダブルオーは、やや右より。
    そかべのときは足腰に不安を感じて4,5列目の真中くらいに下がりました。
    するとどうでしょう。最後の最後に、とどめをさされました。
    気づけば、輪の外に、押し出されていましたよ。

    DJも最高だったし。もっと長いこと楽しみたかったなー。

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  2. OO Telesa(以下OOTでいいや)の曲って結構アレンジも凝ってますが、あれは元々持ってるものなのか、それとも曽我部効果なのかなぁなんて観ながら思ってたりしましたよ。彼らって出てきた頃って、ネオGSの一派でなかったでしたっけか?とりあえず、アルバム1枚は買ってみようかと思います。

    今日、ようやく耳鳴りが止みました(w

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  3. ダブルオー・テレサ、ライブ前にCD屋で取り寄せてもらって買ってました。
    1回聴いた時には、なんとゆうか、コレもアリなのか?
    と思いつつ微妙に聴いてましたが、慣れるといいもんだなと普通に聴けるようになりました。んでもって、なんだかんだ耳に残ってしまう曲が多いんで、数回しか聴かなかった割にはライブで聴いても結構曲を把握している自分に気づいたりしました。ライブのパフォーマンスは元気いっぱいでしたね。ああいうのもまた久々に見た気がします。
    CDは結構聴けますね。今なら。大丈夫。

    曽我部さんのライブもフルサイズで見たかったものの、まぁ、今回のもこれはこれでかなり楽しかったし。
    なかなかショッキングな一日で、いまだ頭の整理がつかずといった感じです。ロックにやられました。

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  4. ダブルオー・テレサ、基本的にわかりやすかったですよね。ツアータイトル(Rock'n'Roll Love Tour)通り、忠実にRock'n'Rollを前面に出したっつーか。元々はネオGS経由、っていうことくらいしか知らないので、もう少しあれっぽかったり、ガレージ色強いかなぁと思ったんですけど、ライブ観る限りでは結構王道Rock'n'Rollでした。自分内定義でのRock'n'Rollなんですけど。

    あのノリで2時間とかやられたら、死にますね(w。でもなー、DJもっとやって欲しかったんですけどねー。

    叫びすぎて何気に自分の声質が変わった気がします。

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  5. そうそう。
    うきぐもの「夜」の物足りなさがわかりました。
    プツリとね。やられますね。あともう少し・・・。
    んー,想像していたよりも、どうなんだろう。
    わからんなー。何回か観るとわかるかなー。

    次もまたやりたいような話をしていたので、楽しみですね。体力つけなきゃ・・・。

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  6. うん、やはり何度聴いても「夜」は物足りないんですよ。多分これからも「うきぐもベスト5」に入りそうなメロディなのになぁ。ソロを派手にやるバンドじゃないから、そこらへんがどーなるかなんだけど。

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