タイトルは、なぜか急に思い出したのび太の台詞。
異常気象。雪が降ったりするくらいは別に普通だと思いますし、それはそれで構わないんですが、実家から本家に向かう農道、いつもだったら山側(西)から吹く地吹雪が海側(東)から吹いているのを見ると、あぁこれはやはり異常気象なのかもしれないと思うのでした。あと雪質。外気温が-1℃に満たないのに降り続く雪は、ベタベタ、グチャグチャ、3月に降る雪みたいです。
●●葬●。97歳、大往生を遂げた爺さんから見て俺はどうやら玄孫(やしゃご)らしい。じゃあ俺から見たら何なのだ。ちゃんと休めるなぁと思ってた日曜日に葬式。タイミングがいいんだか悪いんだか。親類は俺を知っているが、俺は全然知らない。身内の人はみんな親類を地名で呼ぶため、誰が誰なのかがさっぱりわからん。今回の主役であるところの死んだ爺さん、毎年盆と正月に会ってたのに今回初めて名前を知った。昭和15年、32歳で軍隊でなんか勲章を貰ってた。床の傍らに当時着ていたであろう軍隊のコートがクリーニング屋のタグ付けっぱなしで掛けられていた。昨年建て直したという葬儀場は座布団では無くてちょっと変わった椅子。足の痺れを心配していた俺も一安心。俺と弟の名前を冠した灯篭が青い光を発しながらゆっくりと回り、坊さんの禿頭を照らしていた。外は雪。
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