2004年6月9日水曜日

第41回キリスト祭・エルサレムストーン除幕式

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 青森県新郷村にて毎年6月の第一日曜日に行われるキリスト祭に行ってきました。

 個人的には2年に1回くらいの割合で行ってるキリスト祭なんですが、今回はキリストの本場、イスラエルからエルサレムストーンというちょっぴり胡散臭いストーンが授与されるということで、うきうきしながら行って来ました。なお、キリスト祭に車で行くと、警察公認で思いっきり通行車の邪魔になる路上駐車が出来ます。権力に立ち向かいたい人はこのために行ってもいいよね!
 
 さて、キリスト祭です。今回はエルサレムのストーンが授与される、ということで地元・周辺の長やら助役やら会社の支店長やらどうみても近所の酔っ払いやらがゲストとして出席しており、大変な盛り上がりでした。やたらと拙いアナウンスが会場の失笑を買うなどしながら、式典は進みます。神職が墓(とされる土饅頭)を前に祝詞を読み上げたり、前述の偉そうな人や酔っ払い風の人が玉ぐしを捧げ、前髪が貞子みたいな獅子舞(伝統芸能)を奉納したりした後、キリストの墓の周辺を地元のおばちゃんたちがナニャドヤラ(地元の踊りで日本語だと意味不明だがイスラエルのほうだと意味が通じるとか通じないとかってやつ)を踊りながらグルグル廻ったりして「キリスト祭」は終了。

 第2部、駐日イスラエル大使を迎てのエルサレムストーン除幕式。なんだか異様にいかつい風貌の大使だが、紙袋持ってる段階で怪しさ倍増。2つの墓(知らない人のために、ここにはキリストの墓とされる土饅頭と、その弟イスキリの墓とされる土饅頭の2つある)の間にある幕をどけると、そこにはエルサレムストーンが。普通の石。というか、レンガ。村民の反応、微妙。

 そんな祭でした。また再来年行きます。


 何度か来ているキリスト祭ですが、ヤバイです。ダメな方向に進んでいるのが如実です。これは誰が何と言おうと「奇祭」です。土の下に眠る真実の追究よりも「なんかキリストが眠っているらしい」というロマンを追求するのが前提です。盛り上げるのはあくまで「村側」のハズ。こーいったものに普通に周辺地域のお偉いさんとか企業の偉い人とかを招待してどうするんでしょ。いや、今回は駐日イスラエル大使が来るということもあって、こういったのは今回だけかもしれないですけど。途中で飽きて玉ぐし捧げる最中にタバコ吸ってたりさ、雑談で笑ってたりでさ、KEEP OUTの外で観ている側としては、非常に白けるわけですよ。俺は好きで来てるのに、お前ら何しに来てんだ、と。
 さらに、明らかにそこにいる客は無視で、取材に来ているマスコミ連中へのアピールが露骨過ぎ。ナニャドヤラだって「撮影用」でしかなかったし、マスコミ連中は「立入禁止区域無視権限」でもあるのか、会場縦横無尽だったり、足場確保のために土掘りまくりだったりで、むかっ腹立ちまくりだったなぁ。とりあえず、県内のマスコミ関係は例外無く。アホかと。

4 件のコメント:

  1. すごーい。matsumotoさん、見にいかれたのですね。新聞で見たときは、なんだかなぁーと思っていたけれども。やっぱりすごいあやしそうだ。

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  2. 今の時期の新郷村は緑がひじょうに綺麗で、天気が晴れの日なんかは最高です。
    キリストの墓があるところもキレイでいいとこなんですけどね。県内では好きな場所トップ3に確実に入るんですが。

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  3. あーあー、丁度これニュースで見てましたよ。
    キリスト祭なのになんで儀式が神式なんだよ!って思わずテレビに向かってツッコミ入れちゃいましたが。

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  4. 前はもっと儀式が激しかったんですけど、今回のはおとなしかったなぁ。
    観る人みんなが心の中で何らかのツッコミを入れてることと思いますが、それでもやっぱりいいところだと思います。キリストの墓。

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