2007年3月12日月曜日

倉橋ヨエコ "損と嘘は色々ツアー"@仙台

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2夜連続仙台Club Junk Box。2日目は倉橋ヨエコ(初)を観てきましたよ。


突然ですが、3月9日のエントリー「春ですよ」で書いた「当選したもの」とは、今回の倉橋ヨエコのライブチケットでした(→証拠)。わー、すげぇ、こんなことあるんだ・・・って、とっくにチケット買ってるっつーの!でもな、何せ「招待」だから何かスペシャルなことがあるかもしれないから買ったチケットは誰かにあげて、この「インビテーション」で入場してみよう。うん、そうしよう。

倉橋ヨエコは友達から「あんたこれ好きそう」ってことで教えてもらって聴き始めたのが2002年(アルバム「婦人用」から)。もうね、大好きですよ、ヨエコ。ただ、個人的に「東京ピアノ」ってアルバムがなんかいまいちだったので一時離れてたんですが、何個か前のエントリーにも書いた最新作の「色々」がいろんな意味で覚醒したアルバムで、下手すりゃ早くも今年1番になりかねない勢い。で、ツアーがある、あれ、そのとき既にチケットをとってたCorneliusの次の日、それも日曜日じゃないか、よし行こうってことで行ってきたわけです。

で、前述の招待券を手に意気揚々と会場入りしたんですが、JUNK BOXの中の人に「あ、招待の方はちょっと待っててくださーい」と停められる。・・・何やらスペシャルな予感!と思って他に2人いた招待の人と共に一般チケット購入客が全部入るのを待つ。「じゃどうぞ、入場下さいー」。普通に入る。スペシャルな要素何もなし!しかも入場最後。会場に入ると椅子席、しかし空き無しで立ち見。ほんとに「招待」だけだった。なんかもう、滅多に当たらないものに当たって若干舞い上がりを感じてたね、俺。ダメだね。死ねばいいよね、俺。

でも、立ち見で良かったことに後で気付くわけですが。

ライブ。バンド編成でステージ中央にキーボードとヨエコ席。サポートはメガネレンチのドラムとロボピッチャーのベース+プロデューサー根上氏。ヨエコのライブは初めてだったんですが、CD以上に表現豊かな歌声でびびりました(声と顔がたまに矢野顕子に似る)。一部では「ピアノの音が減ったのでちょっと・・・」って意見もある今回のアルバムですが、ライブではCD音源には無いピアノソロがかなり入っててこれがまた相当すごい。否定的な意見すら聞かれる"あいあい"の後半に挿入されたソロのかっこよさは半端じゃなくて終わった後の盛り上がりがすごかった。

アルバム中最も好きな"今日も雨"が意外とあっさり演奏されたり("白の世界"と"今日も雨"の演奏順があやしい)、"方程式"における(80年代後期の)中島みゆきっぽさもCD以上だったり、"追跡"から"恋の大捜査"に至る流れの盛り上がりなんてライブバンドそのもの。そう、やっぱり今回はせっかくのバンド編成なんだからノッてなんぼだと思うんだよね。視界が開けてて非常に見易かったり、立ち位置とスピーカーの関係でかなりいい感じに音が聴けたりっていうメリットがあったんだけど、一番はやっぱり体動かせたことかもしれない。事実、立ち見客で踊ってる人、声援あげる人、多かったな。

で、アンコール最後の"楯"。ただでさえ名曲なのに、「私など裂けてもいいの」と感情こもって歌われたら心動かされずにはいられないだろう、普通。ライブ開始数曲で泣いてる人もいたけどこの"楯"は多くの観客の涙腺を直撃したんだと思う。俺だってジワッときたよ、ほんとに。

初ヨエコは想像以上に楽しくて、かっこよくて、感動しましたよ。喜怒哀楽が詰まったライブだね。ひとにCDを貸せば気に入ってくれるのに、なんでチケット売れ残ってるのか不思議でしょうがない。観られるならば今のうちに観ておいたほうがいいかもしれませんよ。

セットリスト(中盤の曲順が危うい・・・):
01.桜道
02.薬箱
03.いただきます
04.赤い屋根の下
05.卵とじ
06.あいあい
07.流星
08.盗られ系
09.涙で雪は穴だらけ
10.白の世界
11.今日も雨
12.春夏秋冬
13.ダルマさんが転んだ
14.方程式
15.追跡
16.恋の大捜査
17.東京
18.損と嘘

EN
19.梅雨色小唄
20.人間辞めても
21.楯

「夏」と「夜な夜な夜な」が聴きたい・・・。


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ライブ感想まとめ:「損と嘘は色々ツアー」07/03/11@仙台 CLUB JUNK BOXいちファンによる倉橋ヨエコ応援ブログ

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